税金の支払いって本当に面倒臭い。
銀行の窓口で支払う派?
郵便局の窓口派?
それともコンビニ派?
私はコンビニ派。
用事のついでにコンビニで「ピッ」としてもらって支払うことが多いですが、バーコードが印字されていない納付書や請求書も結構ある。
そんな時は銀行や郵便局に行かざるを得ないわけですが、(納付書があるのに)別途何かの用紙に記入させられたり、番号札を引いて待たされたり、お金を支払った後まで待たされたり。銀行や郵便局側の処理は後でやる感じにしてよ。
バーコードさえ印字されていればコンビニで「ピッ」と終わることを知っている分、時間を浪費しているように感じて仕方ない。
とにかく待つことが嫌い、非効率が嫌い。それがパパ。パパとはそういう生き物。
そんなわけで、今までよく知らないままに食わず嫌いしてきた「pay-easy(ペイジー)」を試してみたところ、支払いが便利すぎて感動するレベルだった。
ストレスフリー!時間短縮!効率化!
この便利さを知ったら、もう、窓口には並べないぜ。
そこで、今日のミッション。
貴重な時間を浪費しない!pay-easy(ペイジー)の仕組みと利用方法を理解して時短せよ!
時短って気持ちいい!
1.そもそもpay-easy(ペイジー)とはなにか?
「pay-easy(ペイジー)」という支払い方法があることは大体のパパが知っていると思います。
でも、その仕組みや便利さを知っているパパはどのくらいいるでしょうか。私自身、その仕組みなどを理解しようとすらしていませんでした。
、、、サービスが開始されてから13年間も経つのに。
人は誰しも、新しい仕組みやシステム、ルールを受け入れることには、手間やストレスが伴うことを本能や経験則から知っているのです。
重い腰が上がらず、その一歩を踏み出せない。
でも、その踏み出した一歩の先には素晴らしい世界が待っているもの。
今回の素晴らしき世界は、ザ・ペイジー!
1-1.pay-easy(ペイジー)の利用額は年間11.9兆円!
平成26年度の「pay-easy(ペイジー)」利用額は11.9兆円となっています(前年度から約2兆円増加)。
また、同年度の利用件数は6,300万件となり、中でも国庫金分野(年金保険料や所得税など国の税金)での利用が増加し、特に国民年金保険料納付での利用件数は前年度の2倍近くになっています。
平成27年度においても、「pay-easy(ペイジー)」での収納サービスを開始する地方公共団体が増えいていることから、地方公金分野(都道府県税や行政手数料など地方公共団体の税金)での利用額(件数)増加も確実でしょう。
日本マルチペイメントネットワーク推進協議会・運営機構は、平成26年度のペイジー収納サービス利用金額が、初めて年間10兆円の大台を突破し、11.9兆円になったことを発表しました。
1-2.pay-easy(ペイジー)を利用するメリット
「pay-easy(ペイジー)」とは、税金や公共料金は勿論、民間企業への支払いを、銀行や郵便局の窓口に並ぶことなく支払えるサービスです。
具体的には、ATMや、インターネットバンキング(パソコンやスマートフォン)で支払うことができます。
待たされるストレスからの解放
銀行や郵便局の窓口業務は15:00や17:00には終了します。土日祝日はほとんどが休みです。
会社員パパからすると支払うタイミングが難しい。難しい中で捻出するから他の会社員と時間が被る。結果、超待たされる。
貴重な昼休みが支払いだけで終わってしまったなんて経験があるパパも少なくないと思います。
でも、「pay-easy(ペイジー)」を利用すれば、ATMでの支払いならATM稼働時間内、インターネットバンキングでの支払いなら24時間365日支払うことが可能だから、時間を浪費しない。
休日は支払えないストレスからの解放
と言うより、銀行や郵便局の休日すら関係なくなる。
自分の開設している口座でインターネットバンキングを契約しているなら、24時間365日支払えるわけだから、思い立った時にすぐ支払える。まさにストレスフリー。
2.pay-easy(ペイジー)で支払える料金
そんなストレスフリーな「pay-easy(ペイジー)」ですが、具体的にどんな料金を支払うことができるのか。
2-1.pay-easy(ペイジー)マークが印刷されている納付書や請求書の料金
「pay-easy(ペイジー)マーク」が印刷されていれば、間違いなく「pay-easy(ペイジー)」を利用して支払えます。
なお、pay-easy(ペイジー)マークとはこんなマークです。
納付書や請求書はカラーではないので、下の画像のような感じで印刷されています。
↑いろいろ隠したらモザイクだらけになってしまいました。お見苦しくてすみません。
※納付書や請求書の種類によって印刷されている場所は異なります。
※国税、地方公共税に限らず、民間企業からのものに印刷されていることもあります。
2-2.インターネットショッピングやオークションの料金
インターネットショッピングの料金とは、「amazon」「楽天市場」「ANA」「JAL」「チケットぴあ」「ヨドバシドットコム」などの通信販売での購入料金。
オークションの料金とは、「yahoo!オークション」「楽天オークション」といったオークションの落札料金。
これらも「pay-easy(ペイジー)」を利用して支払えます。
クレジットカードが普及している現在、そう多くの需要はないかもしれないが、クレジットカードを持っていないパパ、クレジットカードの利用に抵抗があるパパには、口座から瞬時に支払うことができる便利なサービスと言えます。
出典: ペイジー公式サイト
なお、インターネットショッピングやオークションでの利用方法は各事業者によって異なりますが、「amazon ペイジー」などのキーワードで検索すれば詳しい説明が簡単に見付かるでしょう。
例えばamazonの場合、「注文内容の確認画面」にて「支払い方法」を「コンビニ・ATM・ネットバンキング・ 電子マネー払い」に変更するだけ。
すると、注文確定後に「お支払い番号お知らせメール」が配信されるので、同メールに記載されている「ネットバンキング(ペイジー)でのお支払い」ボタンをクリックして、指示に従い手続きをするだけです。
追記 2017.06.09
amazonではペイジーを利用した支払いは停止されています(2017年6月9日現在)。コメント欄からお知らせいただきました、ありがとうございます。
日本マルチペイメントネットワーク運営機構 公式HPのお知らせ一覧では次のように説明されています。
2016/12/29
ペイジーによるAmazon(収納機関番号58021、収納代行業者ウェルネット(株))への収納サービスの一時停止について
インターネットバンキングを経由したペイジーによる払込について、一部不正取引が発生しております。
このため、12月30日(金)午前11時より、インターネットバンキングを経由したペイジーによるAmazonへの払込を当面の間停止いたします。
代替支払手段として、コンビニエンスストアでのお支払い、電子マネー、ATMがございます。
Amazonからのメールに記載のURLをクリックし、お支払方法選択画面にて上記代替手段によるお支払方法を選択願います。お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご理解を賜りますようお願いいたします。
2-3.その他、pay-easy(ペイジー)が利用可能な企業、団体
今後も「pay-easy(ペイジー)」での収納サービスを開始する地方公共団体や民間企業が増加する見込みとのことで、ますます便利になりそうですね。
「この料金もpay-easy(ペイジー)で支払えるかな?」と思ったら、ペイジー公式ページなどをチェキラ!
サイトペイジーが利用可能な企業・団体(pay-easy公式サイト)
アメリカビザの申請料金なんかも支払えるみたいです。妙にピンポイントなサービスだけど。
サイトアメリカビザ申請料金のお支払い(pay-easy公式サイト)
3.pay-easy(ペイジー)での支払い方法
ここまで、「pay-easy(ペイジー)」の便利さをご説明してきました。
ここからは、実際に「pay-easy(ペイジー)」を利用した支払い方法の説明に移ります。
このページでは、最も利用頻度が高いであろうpay-easy(ペイジー)マークが印刷されている納付書や請求書の料金を、インターネットバンキングで支払う方法をご説明します。
なお、ゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」を例にしていますが、他金融機関のインターネットバンキングでの支払いについても基本的な流れは同じです。
但し、すべての銀行のインターネットバンキングで「pay-easy(ペイジー)」を利用できるわけではないことに注意してください。
参考インターネットバンキングでペイジーを利用できる金融機関の検索(pay-easy公式ページ)
※インターネットバンキングの利用には、事前に、金融機関ごとの登録が必要です。
また、ATMでの支払いについても基本的な流れは同じです。「納付書や請求書を持って行くこと」「最初の画面で選択するのは「税金・料金払込み」などの項目であること」がポイントです。
但し、インターネットバンキング同様に、すべての金融機関のATMでpay-easy(ペイジー)を利用できるわけではないため、事前に確認したうえで支払いに出掛けましょう。
参考ATMでペイジーを利用できる金融機関の一覧(pay-easy公式ページ)
※ATMの場合、口座を開設している金融機関であれば口座もしくは現金、口座を開設していない金融機関では現金での支払いが可能です。
3-1.納付書を確認
まず、大前提として、納付書に「pay-easy(ペイジー)マーク」が印刷されているか?を確認しましょう。
↑前出の納付書画像があまりにも見苦しかったため、本項の納付書画像はペイジー公式ページからお借りしました。
pay-easy(ペイジー)マークが印刷されていれば、青枠のような箇所に次の3つの数字が印字されているはずです。
- 収納機関番号
- 納付番号
- 確認番号
これら3つの数字が支払いに必要な数字です。
言い換えれば、この3つの数字を順番に入力するだけで支払えてしまうのです。便利、且つ、簡単すぎる!
※この3つの数字で「支払い者」「支払い内容」「金額」などを特定するため、口座から支払う場合にも「支払い者」名義の口座でなければならないなどの制限もありません。最近「本人名義の口座やカードじゃなきゃダメ」というものが多いだけに、個人的にこれは素晴らしいと思う。
3-2.インターネットバンキングで支払う
※前記の通り、ここではゆうちょダイレクト(パソコン版)を例にして支払い方法をご説明しています。
ゆうちょダイレクトにログインして、「税金・各種料金の払込み」をクリック。
内容入力画面で「収納機関番号」を入力。
必要事項入力画面で、「納付番号」と「確認番号」を入力。
「名前」「支払い内容」「金額」「支払い口座」などを確認し、間違いがなければ「次へ」をクリック。
なお、上図に「この払込みに係る領収証書は発行いたしません」という注意書きがあるように、pay-easy(ペイジー)を利用して支払いをした場合、全ての支払いにおいて領収証書は発行されません。
銀行や郵便局の窓口、コンビニで支払えば、領収証書部分に受領印を押してもらえますが、インターネットバンキングやATMで支払えば当然に受領印はありません。
よって、領収証書部分が必要な場合には、面倒でも窓口やコンビニで支払った方が無難です。
領収証書部分が必要なケースはほとんどありませんが、一例として「自動車税に係る納税証明書」があります。車検時に提出が求められますよね。
※都道府県によって、納税証明書の要否や、納税証明書の郵送条件(完納となった場合に自治体から納税証明書が郵送されるか否かなど)が異なります。詳しくはペイジー公式サイト 自動車税についてもご参照ください。
さて、本題に戻ります。
再度、内容確認の画面が表示されますので「支払い内容」「金額」などを確認し、間違いがなければワンタイムパスワードを入力し、「実行する」をクリック。
「決済完了の結果画面が表示される」旨、「決済完了の結果メールが送信される」旨の確認画面が表示されたら、「はい」をクリック。
「決済完了の結果画面」が表示されれば、支払いは完了です。※もう少し説明が続くので「決済完了の結果画面」はまだ閉じないで。
本当に、「収納機関番号」「納付番号」「確認番号」の3つの数字を順番に入力しただけで、支払いが完了してしまいました!まさに、まさにストレスフリー!
ここまでで今日のミッションは概ね完了ですが、もうひと手間かければ完璧です。
3-3.不安な場合(完璧を求める場合)は結果画面を印刷しておこう
上図の「決済完了の結果画面」には、「印刷用画面を表示する」というボタンがありました。
※スマートフォンやタブレットで表示されるかは未知です。すみません。
このボタンをクリックすると、下図のような、「決済完了の結果画面」をちょうど1ページに印刷できる画面が表示されます。
領収証書が発行されないことに不安を感じる場合、この画面を印刷しておくと良いでしょう。
印刷すると下図のように仕上がりました。
※実際は黒枠はありません。後述しますがA4サイズで印刷すると下部に余白ができるということをお伝えしたいまでです。
ここで、もうひと手間かけましょう。
「決済完了の結果画面」を印刷したものだけを保管しておくよりも、係る納付書も合わせて保管しておいた方が安心ですよね。
私の場合、印刷したものの下部余白に納付書を糊で貼り付けています。
一般的な納付書の横幅はちょうとA4サイズが多いから、切らずにそのまま貼れちゃうんです。
ここまで手間をかける理由は、私がA型だから、、ではなく、几帳面だから、、でもなく、
万が一にも私に何かあって、支払った支払っていないで相手方ともめるような事態になった場合、妻や子供に迷惑や手間が掛かってしまうかもしれないからです。
個人で支払うものの枚数なんて高が知れているし、糊で貼り付けて、スキャンしてデータ化して、クラウド保管すればスッキリ。
紙資料は持たない主義っす。
4.パパセンス的まとめ
税金の支払いのために並んでいませんか?
公共料金の支払いのために時間を浪費していませんか?
「pay-easy(ペイジー)」を利用すれば、待たされるストレス、休日は支払えないストレスなどから今すぐに解放されます。
食わず嫌いしていませんか、pay-easy。
お手元の納付書にマークが印刷されていたら試してみよう、ペイジー。
雑務の時短って気持ちいいですよ。
以上、パパのセンスが高まれば幸甚です。
Amazonでペイジー停止。
返信が遅くなってしまい失礼いたしました。
Amazonではクレジットカード払い利用をしているため気付きませんでした。情報共有ありがとうございます。記事を更新いたしました。
ネット上の書き込みを見る限り、Amazonでpay-easy(ペイジー)払いを利用している人も多いようですね。せっかく便利なサービス、早期の再開に期待します。
今日子供の払いをペイジーでやろうとしたら終わったの画面出たのに銀行の記録画面に残らない。
払ったかどうかの確認は一回画面閉じると判らなくなる。
普通にネットバンキングでいいのに、ペイジーとか逆に複雑すぎる。
ペイジーではなくペイハードだ。
たかさん、コメントありがとうございます。
インターネットバンキングの取引履歴には「PE 埼玉県」などのような表示がされるので、払ったかどうかはわかると思います。
ただ、利用者からすると「埼玉県の何に対して支払ったか?」の表示までほしいところですよね……何となく不安ですし、見返すときに不便ですし。そのような理由から「決済完了の結果画面の保存(印刷)」なども推奨しています。
ペイジーのメリットは、銀行窓口に並ばなくても、夜間でも、支払えるというところなので、どちらを取るか?でしょうか。