記事内で紹介する商品が購入された場合、商品の販売者から当サイトに売上の一部が還元されることがあります。
「ブラック企業」「未払い残業代」などの長時間労働に起因したニュースが取り沙汰されることが多々あります。
残業代の支給は使用者(経営者)の義務であり、残業代の受給は労働者の権利です。
これは強行法規である労働基準法に定められているものですから、言い逃れはできません。
法律には「強行法規」と「任意法規」の2種類があり、労働基準法は「強行法規」に該当します。
「強行法規」とは、例えば使用者と従業員など当事者間の合意があっても、その法規(法律)に優先するルールを定めることができないものを指します。
対する「任意法規」とは、当事者間の合意があれば、その法規に優先するルールを定めることができるものを指します。
そのような背景から、未払い残業代の請求を考えているパパも少なくないのではないでしょうか。
ですが、そんなパパが次のように考えているとしたら危険です。
臨時収入を得ようと残業代を請求したのに、反対にそれまでの生活レベルを保てなくなってしまう可能性すらがあります。チェックしてください。
- 残業代を請求すればすぐに現金が入ってくる。
- 残業代が支払われるから当面の生活費には困らない。
- 残業代を請求しても勤続するから収入は途絶えない。
……すべて間違いです。
実態はこうです。
- 請求から回収までは一般的に3~10ヵ月を要する。
- だから、当面の生活費には充てられない。
- しかも、残業代請求をする95%以上の人が前後数ヵ月の内に退職している(既に退職していた人を含む)。
だから、あなたは、あなた自身の生活を守るためにも、愛する家族の生活を脅かさないためにも、残業代請求の前に適切な退職活動をしておかなければならないのです。
流行りの「終活」ならぬ「退活」をしていきましょう。※「退活」は造語です。
- このページでお話する退活の主は、残業代請求や退職届けの前に行うべき「根回し」や「退職後の備え」です。つまり、残業代の証拠収集などと同時進行で行っておくべきものです(証拠収集や請求の方法には触れていません)。
- 私は残業代請求に関するビジネスもしているため、その経験則を基にした実話です。
それでは、今日のミッション。
「臨時収入を得ようと残業代を請求したら、反対にそれまでの生活レベルを保てなくなった」と愛する家族の生活を脅かさないために、適切な退活をせよ!
退活を怠ったがために八方塞がりになってしまった人を何人も見てきました。
……結果的にアフィリエイトリンク満載の記事になってしまいましたが参考にしてください。
そもそも、「残業代を請求する=退職」なのか?
冒頭で、「残業代請求をする95%以上の人が前後数ヵ月の内に退職している」と話しましたが、わかりやすく言い換えれば、残業代請求後も勤続する人は5%未満ということです。
中には、「請求後も辞めないから大丈夫!」と考えているパパもいると思いますし、事実、請求後も変わらず勤続するケースもあります。
しかし、これはレアケース中のレアケースです。
残業代請求を機に退職をするパパが多い理由は次の2つです。
- 残業代を請求したことにより冷遇されたから(違法にならない程度のパワハラや異動命令など)、または、冷遇される恐れがあるから。
- 冷遇などはされないが、自分的に居づらいから。
- このご時世に残業代を払わないようなブラック企業に居ても先がないと感じたから。
いかがでしょうか?
考え方は人それぞれだし、私が口を出す部分ではないし、必ずしも退職を奨めるものでもありません。
ただ、残業代請求後の勤続には、ある種の覚悟が必要ということだけは感じてください。
だからこそ、退職の意思が固まっているパパだけでなく、「請求後も辞めないから大丈夫!」と考えているパパにも退活が必要なのです。
転ばぬ先の杖、残業代請求前の退活ですね。
それでは、生活や家族を守るための退職活動(退活)についてお話していきます。
順番に完遂してください。
退活1.家族の合意を得る
未払い残業代問題は、残業をしている当事者本人ではなく、その家族の不満やストレスになっているケースも少なくありません。
最も不満を抱えているのは、当事者の妻(家計を守る奥様)です。
- 帰りが遅いし、休日も出勤することが多くて、家族との時間を取ってもらえない。
- 対価(残業代)が支払われているなら諦めがつくかもしれないが、タダ働き。
- それなのに、本人はどうも他人事で、会社に請求してるんだかなんだか……
- だから、家族の関係がギクシャクして、皆が凄く嫌な気持ちになっている。
もう5年ほど前のことですが、電話で相談を受けていた際に堰を切ったように泣き出してしまった奥様がいました。
当事者であるご主人とはお互い冷静に話すことができずギクシャクし、他に相談できる相手もなく(今でこそ残業代の無料相談は一般的ですが、5年前は無料相談なんてほとんどなかった)、独りでずっと悩んでいたため、感情が溢れ出してしまったとのことでした。
「すみません、すみません」と何度もお謝りになっていたことをよく覚えています。
それぞれ家庭の形はあると思いますが、未払い残業代は、パパだけの問題ではなく、奥様を含めた家族全体の問題にまで発展することがあるということです。
生活費など金銭面のみならず、時間や気持ちのすれ違いから家族の関係性まで悪化させてしまうのです。
現状は何ら問題ない家庭であっても、残業代請求をしたことによって歪みが生じることもあります。
ましてや、残業代を請求したことによって想定外に退職することにでもなれば、「どうして先に相談してくれなかったの?」と言われて当然です。
1年くらい働かなくても金銭的に問題ないパパ、既に転職先が決まっているパパなどは別としても、家族(特に奥様)には、考えやリスクを十分に説明し、合意を得ておきましょう。
根回しは、会社だけでなく家庭でも必要と心得てください。
退活2.仁義を通す
家庭(内部)での根回しが済んだら、次は外部での根回しです。
仁義を通すべき相手は、大きく3種類です。
※仁義を通すとは、「会社に対して残業代を請求すること」を事前に耳に入れておくということです。
仁義を通すべき相手(1) 社内でお世話になった人
- 会社でいつも味方してくれた上司、苦楽を共にしてきた同僚。
- 反対に、あなたがいつも味方し、かばってきた部下。
残業代を請求することを伝えておくと言うより、退職することを伝えておくというニュアンスです。
あなたが退職することにより、業務量や人間関係のバランスが変わることも考えられますから。
仁義を通すべき相手(2) 残業代請求時にお世話になるかもしれない人
- 「退職するなら残業代を請求しなよ」と後押ししてくれていた上司。
- 「残業代を請求するなら協力(証言など)する」と協力的な上司や同僚、部下。
上司(同僚、部下)は今後も勤続するため、あなたに加担することによって、または、あなたの残業代請求を黙認したことによって、会社での立場を悪くする可能性もあります。
つまり、敢えて嫌な表現をすれば、誰に味方すべきか?(あなた?会社?)、関与すべきではないか?の損得勘定をするということ。
本当に、残業代を請求することを事前に伝えても問題ない相手かどうかは十分に検討しなくてはなりません。
仁義を通すべき相手(3) 入社時にお世話になった人
- 入社する際に便宜を図ってくれた人(社長や上司に「こいつを雇ってやってくれないか」と口をきいてくれた人)。
- 社長や上司と懇意の人(親、知人、転職先の上司)。※少し種類は異なりますがここに含みます
この相手への仁義を欠くと、請求途中で断念せざるを得ないことにもなりかねません。
私が何度も見てきた具体例を挙げます。


残業代請求は正当な権利です。
でも、人によっては、それよりも大切なこと、それよりも(あなたが我慢してでも)優先しなければならないこと、仁義を通さなければならないこともあります。
ただ、敢えて厳しく言わせてもらいます。
そのような状態に陥ってしまう原因は根回しが足りないからです。
そうなるかもしれないことを想定して根回しをしておかなければ(了承を得ておかなければ)ならなかったというわけです。
特に、専門家に依頼しようと考えている場合には、あなた都合による途中解約は違約金発生の対象になりますから十分に注意してください。
退活3.人脈を確保する
ここで言う人脈とは、仕事の人脈です。
特に、将来的に起業(独立)を考えている方にとって人脈は財産です。
私も、起業前はそこそこ有名な会社に在籍していましたが(そこそこと微妙な表現をすると関係者に怒られそうだけど、そこそこです)、会社名という看板を背負っていなければ絶対に会えないような方にもたくさんお会いできました。
そして名刺交換もさせていただきました。
名刺交換の後に懇意な間柄になることができれば、SNSやLINEで気軽に連絡が取れるようになっているでしょう。
しかし、そうでもなければ名刺だけが唯一の繋がりです。
名刺があれば力添えしてもらえるという安直な考えではなく、反対に、名刺がなければ連絡すら取ることができなくなるということです。
今は「いや、もう全然違う業界に転職するし関係ないね」などと考えているパパに忠告します。いつの日か、こう後悔する日がきます……
「そういえば、これって○○さんの得意分野だったな……
連絡取れないかな……
……名刺捨てるんじゃなかった!」
ですから、名刺(財産)を何も考えずに捨ててしまうことは避けましょう。
参考:お奨めの名刺管理(保管)方法
私は『100万人が使う名刺アプリ「eight」(※無料版)』を利用しています。
名刺をスマートフォンで撮影・送信するだけで、名刺の表裏を画像化し、記載されている情報をデータ化してくれるありがたいサービスです。
しかも、人力OCR(スタッフが手入力でデータ化)を採用しているとのことで、実際に転載ミスはほとんどありません。私は260枚ほど登録しましたが「転載ミスは1回あったかもしれない」程度です。
データ化にはたくさんのメリットがありますので、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
- データ化すれば、名刺自体は不要になる。
- 退職時に名刺の返却を求められても(データ化してるから)問題ない。
- 管理が楽。かさばらない。
- 『Eight』ならではの機能もある(アプリ上での名刺交換機能、昇格や転職などによる名刺更新の通知機能など)。
会社によっては退職時に「交換した名刺」の返却を求めらることがあります。
業種や職種にもよりますが、経営者の立場からすれば、会社の看板を背負っていたからこそ交換できた名刺(取引先)を奪われてしまってはたまったものではありませんよね。
社内規や倫理を逸脱してまでの保管はお奨めしません。
退活4.定期収入を確保する
兎にも角にも定期的な収入を確保する……つまり、稼げということです。
失業保険の給付を当てにする(給付期間との兼ね合いを打算して転職時期を決める)方もいるでしょう。
「もらえるものはもらっておこう」的な考え方は私も同じです。
ですが、失業保険という名称の通り、あくまで保険的な位置付けです。退活の観点でのベストは、退職時には転職先(稼ぐ方法)が定まっている状態なのです。
残業代請求の準備(証拠収集や依頼先の選定など)は在職中に行わなければなりません。
転職の準備(情報収集、応募、面接など)も在職中に行わなければなりません。
これらを並行する(同時に進行する)ことが退活なのです。
参考:お奨めの転職活動方法
私は、退職を意識する前、つまり、普通に働いている時から転職サイトに登録していました。
日本の雇用形態と言えば「終身雇用」「年功序列」であり、「転職」は悪しきものと捉えられてきましたが、ワールドワイドで見ればそうではありませんよね。
良い条件、良い環境、良いポジションのオファー(提案、お誘いなど)があれば、自分を高めるために転職することが当たり前です。
日本と海外の比較に意味があるかはさておきも、日本においても既に終身雇用制度は崩壊し、いつ解雇を言い渡されるかわからない時代に突入しています。
また、会社という閉鎖的な空間の中にいると、自分の経歴やスキルに対する正当な対価(給料)の相場がわからなくなることがあります。
そうならないためにも、常に自分が身を置く業界の相場観を得るためにも有用でした。
しかし、転職サイトにログインして自ら応募先を探すような時間(意欲)はありません。……だって、転職に切羽詰まっているわけではないから。
ですから、私が利用していたのは、「自分(私)の経歴やスキルを見て興味を持ってくれた企業からオファーメールが届く」または「自分専属の転職エージェントがお奨めの企業を紹介してくれる」ような転職サイトです。
転職サイトの担当者には申し訳ないですが、オファーに興味を持てなかったり、現職で重要なプロジェクトに関わっていて転職どころではない場合には、断れば良いだけですから。
私はリクナビに登録していましたが、大手が運営しているものもたくさんあります。
登録すれば少なくない量のオファーが届き始めるため、まずはどれかひとつに登録して様子を見るくらいで十分です。
※転職に切羽詰まっているなら片っ端から登録すべきです。
※どれに登録するか迷ってしまう場合は、私と同じリクナビで問題ないと思います。
※必要事項の入力作業は少し面倒ですが、1度入力してしまえば他のサイトにも転用できます。
退活5.住まいを確保する
退職を機に引越しをする(しなければならない)場合もあります。
引越し費用だって馬鹿になりません。家族揃っての引越しともなれば数万円かかります(時期にもよる)。
話は逸れますが、退職後、無職の状態では入居審査に通りませんよ。
入居審査は、大家さんが「あなたに賃貸しても大丈夫か?」を総合的に判断する審査ですから、定期収入のない人が審査に通る道理がありません。
「そんなの当たり前の話でしょ」と言う方が多いと思いますが、残業代請求や退職、転職活動などを並行していると意外に失念してしまうパパもいるため、段取って進めてください。
※無職でも、保証人の程度や預貯金残高の程度によっては審査に通ることもありますが、退活の本筋ではありません。
退活6.クレジットカードを確保する
退職して無職になったからといって、現在保有しているクレジットカードが使えなくなるわけではありません(原則、勤務先変更の連絡は必要)。
ですから、現在保有しているクレジットカードの質や量(枚数)に不満がない方は読み飛ばしていただいても構いません。
クレジットカード審査は、無職は勿論、転職後間もなく勤続年数が少ない場合にも通りにくいです。
私自身、転職(起業)した途端にほとんどの審査に通らなくなり、「退職前に作っておけば良かった!考えが至らなかった!」と後悔した経験があります(どの程度のクレジットカードを作りたいかにもよります)。
必ずしもクレジットカードの利用を奨めるものではありませんが、最後の砦にはなってくれます。
万全を期して間髪入れずに転職したとしても、転職先での初給料日まで2ヵ月ほどの期間が開いてしまうこともありますから。
転ばぬ先の杖、退職前のクレジットカードですね。
よって、現在保有しているクレジットカードに不満がある方、保有したいクレジットカードがある方などは、退職前に作っておきましょう。
注意審査の段階で勤務先に確認の電話が入る場合もあるため、厳密には、退職前ではなく、在籍中(有給休暇の消化期間前)と捉えてください。
クレジットカードには「ショッピング枠」とは別に、現金を借りることができる「キャッシング枠」というものがあります(最近では申し込み制が多い)。
最悪の事態に備えるのであればキャッシング枠もあった方が良いかもしれませんが、キャッシング利用はクレヒス(クレジットヒストリー)を傷つけると言われているため、申し込んだとしても利用するかどうかは十分に検討してください。クレヒスが傷つくと、例えば、通常カードからゴールドカード、ゴールドカードからプラチナカードなどへのアップグレードを勧誘するインビテーション(招待状)が届かなるという通説があります。
参考:私が選んだクレジットカード
クレジットカードに何を求めるか?によるため、「こういう考え方もあるんだな」程度の参考に。
私は、歳を重ねるにつれクレジットカードに対する嗜好が変わってきました。
若い頃
- 還元率の高いカードがいい(それを比較検討するのが楽しい)。
- 場所(店)によってカードを使い分ける(割引やポイントのため)。
- 使い分けて節約することが楽しい(そんな自分に酔っていた)。
- 券面の色はゴールドがいい(当時はゴールドカードが安売りされていなかったから意外にモテた)。
歳を重ねた今
- 還元率は気にならない(既に保有している有利なカードがあれば当然使う)。
- と言うより使い分けるのが面倒(それを考える時間がもったいない)。
- だから、生涯を伴にできる1枚のカード(のクレヒス)を育てたい。
- クレヒスを育てて、最終的にはプラチナカードを保有したい(結局モテたいだけ)。
そんな私が、いくつものクレジットカードを比較し、あれこれ考えた結果、選択したのは「アメリカン・エキスプレス(アメックス)」です。
最大の理由は、ステータス性。
ある程度の年齢になり「生涯を伴にできるカード」という条件が付加された今、券面の色などという見せかけのステータスではなく、カード自体のステータスも基準になったわけです。
よって、現在は、アメックスのグリーンカードをメインカードとして保有しています。
ゴールドカードではない理由は、何かで読んだ「ゴールドよりもグリーンの方が玄人好み」という記事を鵜呑みにした程度の理由。ゴールドは年会費も高いし。
……でもね、グリーンでも年会費は12,960円(税込)と割高。
これなら、本家アメックスではないが、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス」の方がコスパは高い。
いわゆる提携カードだから海外でのステータス性はやや劣るという意見もあるけど(実際は不明)、海外旅行なんてほとんど行かないし。
- インビテーションなしで申し込める希少なプラチナカード。
- 券面にアメックスの特徴とも言える「百人隊長」があしらわれている(いわゆる提携カードではセゾンだけ)。
- 年会費は21,600円(税込)とプラチナカードとしては破格の安さ。しかも、年間200万円以上利用すれば半額の10,800円(税込)と本家アメックスグリーンより安くなる。光熱費や諸々の支払いをカード払いにすれば現実的に達成できる額。
- それなのに、本家アメックスプラチナ(年会費140,400円(税込))とほぼ同等のサービスを受けられる。
- ビジネスカードという名称だが、会社勤めの個人でも申し込み可能。
- 世界中の空港ラウンジを利用できるプライオリティパス(年会費40,000円相当)が付く。
- プラチナカードならではのコンシェルジュ・サービス(国内外ホテルの予約、レストランの予約、航空券やJR特急券の手配、フラワーギフト手配など)が利用できる。
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エクスプレスカード
兎にも角にも、年会費がプラチナカードとしては破格の安さ、しかも、アメックス。
- セゾンゴールド・アメリカン・エクスプレスカード
プラチナカードの審査に不安がある方はこちら。
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
アメックスを持ちたいが、年会費は支払いたくない人にお奨め(年1回でも利用すれば年会費1,080円(税込)が無料)。家族カードも無料で発行。
※セゾンブルー(パールとゴールドの中間的存在)もあるけど中途半端だからお奨めはしません。
退活7.保険を考える
保険のことまで話し始めるときりがない……
そもそも退活と言うより人生設計に近いですが、長期的に見れば、ここまでお話してきたものの中で最も重要と言えます。
回収した残業代の一部で保険に入り直す人もいるくらい、保険の見直しが重要であることは既知の事実なのです。
特に生命保険は、退職(転職)に限らず、ライフステージが変化する度に見直すべきもの。
ライフステージと表現すると曖昧で伝わりづらそうだけど、わかりやすく言い換えれば、パパの責任が重くなる度に見直すべきものということ。
- 就職(転職)
- 結婚
- (奥様の)出産
但し、お金のかかることですから、日々の生活(費)を脅かすほどの負担額であってもなりません。要はバランスが大切。
あなたの保険、無駄だらけではありませんか?
……保険のCMみたいな台詞を言ってしまって少し恥ずかしいですが、でも本当に。
最近では、掛け捨てではなく、貯蓄できる保険も増えています。
私は可能な限り貯蓄できるものを選択するようにしています。
なぜなら、掛け捨ての保険は、ある意味ではギャンブルであると考えているからです。
保険に加入していれば死亡や事故、病気への保障を受けられますが、それらに見舞われなければ保険会社が儲けることになります。
一方で私たちは、当然それらに見舞われないように生活しています。
だから、それらに見舞われなかった時のことも考えておくべき、つまり、返戻金がある貯蓄型という選択肢も持つべきということです。
また、保険には四角型と三角型があることはご存知でしょうか。
あなたが歳を重ねるごとに(子どもが成長するにつれて)、必要な保障額は下がります。例えば子どもへの保障が20歳まで必要であるとすれば、1歳の頃(残り19年)より、19歳の頃(残り1年)の方が必要な保障額は少なくて良いということです。
それにもかかわらず、子どもが1歳でも保障額2,000万円、子どもが19歳でも保障額2,000万円ではおかしいですよね。子どもが19歳であれば300万円でも十分なはず。
無駄を省くことによって、支払う保険料が下がりますから。
あなたの保険、最後に見直したのはいつですか?
……あ、また保険のCMみたいな台詞を言ったよ?でも大切なことなので。
保険を見直していない方は勿論、四角型や三角型にピンとこない方も、在職している今の内に見直してはいかがでしょうか。
参考:お奨めの保険見直し方法
私は、ファイナンシャルプランナーを紹介してくれるマッチングサイトで、独立系保険代理店のファイナンシャルプランナーを紹介してもらいました。
ポイントは「独立系」というところです。
保険を見直すためには、特定の保険会社の商品ではなく、複数の保険会社の商品をフラットな視点で比較検討しなければなりません。
時には、例えば、○○用はソニー生命、○○用は三井住友海上、○○用はオリックス生命……などのように、複数の保険会社の商品を組み合わせることも必要です。
独立系保険代理店のファイナンシャルプランナーの方が取扱商品に偏りがなく、いくつもの保険商品の中からあなたに合ったものを選定してくれる可能性が高いのです。
(少なくとも、特定の保険会社に属しているファイナンシャルプランナーよりも選択肢は多くなるはずです)。
ですが、独立系か?そうでないか?は簡単には見極められません。……と言うより、見極める作業が面倒です。
だからこそ、独立系のファイナンシャルプランナーを紹介してくれるマッチングサイトを利用したのです。

無駄な保険ではイザという時、あなたの家族を守ってくれません。節約と安心の保険のために保険マンモスの無料保険相談

※他にもありますが、四角型と三角型についてわかりやすく説明されているので読むだけでも参考になります。
※私はこの保険マンモスを利用しました。たまたま選出されただけのファイナンシャルプランナーでしたが、専門知識が豊富で頼りになることから、会社に在籍していた頃を含め既に8年ほどお世話になっています。やはり餅は餅屋です。
※私がお世話になっているファイナンシャルプランナーは経営者が入るべき保険にも詳いためご希望の方には個人的に紹介させていただきます。
パパセンス的まとめ
いかがでしたでしょうか。
私の実体験に基づいてきちんとお奨めできるものだけを紹介しながら解説してきました。
繰り返しですが、「退活」は在職中に、残業代請求の準備(証拠収集)と同時進行で行うものです。
想定外に退職することになっても不安を抱えないためには、愛する家族を守るためには、「転ばぬ先の杖、退職前の退活」が必要です。
数日で完遂できるものではありませんので、今日から着手していきましょう。